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2020年11月22日 (日)

煽りのもう一つの手口 ~「高齢者」の死亡をどう捉えるべきか~

 昨日、紹介した浅川氏の記事では、もう一つ興味深い視点が示されています。高齢者に対する視点です。

 このテーマ、論じるには、非常にリスキーなテーマなので、福祉ジャーナリストとの肩書ならではと感心しました。

 前提として認知症高齢者をはじめとした面会制限など、高齢者のQOLに外出、面会交流制限の悪影響が生じていることを述べています。

グラフ

 そして亡くなる高齢者の比率を比較すると、コロナとそれ以外の全死者との比率に変わりがないことを示しています。

 そして、「老衰末期の高齢者が、陽性反応だったために「コロナ死」として算定されているケースも多いだろう。」と喝破しています。

 高齢者のリスクが高い、それは事実です。それがために、ちょっとした発熱でも慎重に検査が行われるでしょう。そして偽陽性もあるPCR検査。結果、コロナ死の数が増える。さらに面会制限や休業などの高齢者施設等の感染対策が強化される。高齢者のQOLや健康に更なる悪影響が生じるといった負の連鎖が危惧されます。

  厚生労働省の「新型コロナウイルス感染症の“いま”についての10の知識」では、「新型コロナウイルス感染症と診断された人のうち、重症化しやすいのはどんな人ですか。」のQに対し、高齢者を掲げ、わざわざ90歳以上の年齢区分を作り、重症化率が78倍と強調しています。これって、当たり前だよねというのが上のグラフ。(ちなみに「10の知識」の厚労省の元データは「8割おじさん」を自称された(?)西浦教授の提出資料からだそうです。)

 超高齢者はどんな病気も(例え「ただの風邪」だろうと)リスクなのです。それが故に、日本の高齢者施設は、インフルエンザシーズンなどは、極めて強い警戒心で感染防止に取り組んでいました。それでも生活の場、感染リスクをゼロにすることなど不可能です。そして検査の投入による掘り起し。高齢者施設への検査強化などの対策は、実際には、高齢者のQOLに対して真逆の結果が生じていることが危惧されます。

 90歳以上の超高齢者を使うのは、もう一つ煽りの手口と言えるでしょう。感染対策だけを考え人々を幸せを考えない。それがもう一つのこの手口の背景にあるのではないでしょうか。

 

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