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2020年9月 5日 (土)

ようやく医療体制の切り替えか?

 テレビのニュースで見かけたのですが、ウェブで検索しても該当の記事が見つからず、厚生労働省のホームページで見てみたら、元ネタらしきものがありました。

 8月28日付の新型コロナウイルス感染症対策本部決定の文書で、「新型コロナウイルス感染症に関する今後の取組」と題されています。これがニュースにならないというのが、不思議なところです。感染者数(正確にいうと陽性者数)をセンセーショナルにたれ流している割には、こういった方針の切り替えを報じないというのは、どうなのかなあ。

 役所の文書なので、わかりにくいというか、慎重な表現を取っているところがあって、はっきりしないところもありますが、医療体制を切り替えていく布石かなとも読めなくもありません。

 1番目に掲げられているのが、感染症法における入院勧告の運用の見直し。以前、「無症状への検査拡大は正しいのか?それは2週間もの隔離対応に繋がるのだが。倫理的に正しいのだろうか。」という記事を書きました。無症状者を強制入院させることへの倫理的な面からの問題意識と、医療体制の切り替えについても触れました。ここでの表現は「柔軟な見直し」ですが、ぜひ冷静な判断をお願いしたいものです。

 2番目の項目は、検査体制の拡充。こちらはちょっと疑問符が付きます。まず最初の項目で、地域の医療機関等でも簡易キット等で検査ができるようにするというのは、正しい方向でしょう。問題なのは、2点目の医療機関、高齢者施設等での定期的な検査。これの効果のほどは疑問です。コスト次第でしょうが、抗原検査等で、スクリーニングというのであれば、まだ理解できますが。最後の本人等の希望で全額自己負担での検査というのは、少し無責任な印象。今でも可能なのでは。これを持ち出すと「陰性証明」を持ってこいという風潮が高まるのではないでしょうか。それを提出を求める側が費用負担するならまだしも、被検査者の負担となると。本来、そういった対応をする場合のルールを作ってから打ち出すべき内容かなと。

 遅まきながら、医療体制の切り替えに向けた一歩を踏み出す方向を出してきた印象です。

 このインフォデミックの被害が収まるようどの程度対処できるでしょうか。

 

 

 

 

 

 

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