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2020年8月19日 (水)

無症状への検査拡大は正しいのか?それは2週間もの隔離対応に繋がるのだが。倫理的に正しいのだろうか。


世界各国の新型コロナウイルスの感染状況などの比較で、無症状者への検査の増加が封じ込めのカギを握る実態が見えてきた。英国は検査対象を広げ無症状からの感染拡大を抑制した。検査や感染防止が不徹底な日本や米国は感染拡大が続く。都市封鎖などに加え、検査対象の拡大が明暗を分ける要因になっている。

 上記は、有名経済紙の記事です。(ソースにはURLを記載していますが。)そもそも「封じ込め」という発想になること自体が、違うかなと。市中感染が生じていること自体で「封じ込め」の段階は終わったということ。かつて欧州一の死者数となった英国を「明」としているところもよく分からない記事ですが。

 見逃せないのが、無症状の検査を推奨していること。無症状の検査を推奨し、感染拡大を抑止することを主張するということは、無症状者の隔離対応を強く推奨するということに等しいことになります。現行の新型インフルエンザ等特別措置法では、それは当然のことになりますが、それが適切であるかどうかは、話が別。

 12月~6月くらいまでの時期であればさておき、様々な知見が出てきた現状においては、そろそろ対策と効果のバランスが評価されるべきではないかなという気がします。

 以前の豚インフルのときもそうでしたが、社会に重篤な影響を及ぼす可能性のある感染症に対して十分な警戒を持って対応することは必要なことです。しかし、それを解除することは、結果としての失敗を追求される可能性も含めて、非常に勇気の必要なこと。なかなか難しいのかなと思います。しかし、豚インフルのときは、市中感染が広がった段階で医療体制の切り替えが行われ、隔離対応を終了させました。

 以前紹介したとおり、木を見て森を見ない現況に対し、感染7段階モデルなど、現状を正しく見る知見なども出てきています。今の時期に、やたら〇十万人が死亡するなどという推計を振りかざすとすれば、その根拠が問われてしかるべきでしょう。ウイルスの変異が起こった場合なんていうのは仮定の議論かなと。

 つまり、無症状の人を隔離対応することが、倫理的、社会的に正しいのかということは、そろそろ問われるべきタイミングです。検査の拡大を主張する場合その辺りをスルーするのは、無責任だと言えるでしょう。

 最近、療養施設からの脱走などの不適切行為が出ています。それ自体はよくないことではありますが、当事者の実感からして、理解と協力を得にくくなっているという面も考慮すべきです。現在の対策が正しいのかは、そろそろ問い直されるべきでしょう。

 WHOは当初この事象に対しインフォデミックという言葉を使いました。マスコミを始めとする「発信力」のあるメディアや人物がどう社会の動きに影響を与え利得を得ているのか。その責任をどう問うべきか。そろそろ問われるべきタイミングなのではないでしょうか。多くの人を隔離(社会的な活動機会を奪うことや事業の要員を奪うことも含みます。)に繋げることへの冷静な判断というのが求められます。

 

 

 

 

 

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