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2015年5月 6日 (水)

「空家問題 1000万戸の衝撃」を読みました。

 空家問題というと、最近法律ができた「特定空家」のイメージが強いですが、この本での観点は違います。

 この手の本は不動産関係の専門家が書くせいもあるのでしょうが、貸家や貸部屋も含めた空き家の増加という視点です。

 特定空家というのは、放置された空家で周囲の迷惑になるような空家のことですが、最近、「空家対策の推進に関する法律」というのができました。詳細は下記にて。

http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk3_000035.html

 しかし、この本の著者は特定空家の対策等は、対処療法と否定的です。空家の増加は、人口高齢化の進展、人口減少等に必然的に起こるものとのことだからです。

 つまり、人口が減っているにもかかわらず、新築住宅の増加を図るような政策を続けていたら、必ず家が余ってくるとの視点です。

 しかし、その対策として、市街地再開発手法の導入などを提案していましたが、今一つピンとくるものがありませんでした。住宅の問題は、人々の人生に大きな比重を占めるにも関わらず、そこの転換をいうには、一人ひとりの暮らし方の姿というのが見えないせいかもしれません。

 また疑問なところは、東京などの大都市圏でも空家が進行中とあるのですが、それが表面的に見えてこない点。確かにメインテナンスが行われておらず、投資対収益の関係で放置されがちな物件をたまに見ることはあるとしても、それは放置に対してコストをかけるような仕組みが対処できるのではないかと思うのです。

 しかし、この本の著者はそういった政策に批判的でした。

 この本では、「日本の骨組みを変える」とかなり力みが入った表現でこの問題を考えているようです。不動産というものが、今の社会に大きな影響を持っていることにあらためて実感させてくれる本でした。

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