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2015年3月18日 (水)

富士山のスキー禁止っておかしいのでは?

 富士登山の安全対策などを協議する「富士山における適正利用推進協議会」が17日、富士河口湖町であり、「富士登山における安全確保のためのガイドライン」(主に夏山期間以外の注意事項)を改定し、スキー・スノーボードによる滑走を禁止したほか、突発的な噴火に備えて、ヘルメット、防塵(ぼうじん)マスク、ゴーグルの持参を推奨することを決めた。

(中略)

これまで「十分な知識」や「しっかりした装備・計画を持った人」の登山とは別に、「万全な準備などをしない登山者の登山は禁止」としていたが、スキー・スノーボード滑走も明確に「禁止」に含めた。同ガイドライン自体には強制力はないものの、安全登山の目安としている。

 このニュースだと、内容の文章までは記載していないのですが、問題なのは、「スキー」と「登山」は別と解しているように読める点。スキーは道具に過ぎず、「万全な準備をしない」かどうかは別の次元の話です。

 そもそも「万全の準備をしない」というのは、そこに出かける人間の力量の問題であり、「禁止」だとかという社会的な要素にはなじみません。

 この「富士山における適正利用推進協議会」は、環境省のホームページにありますが、地元自治体の首長や関係機関などが集まったもの。防衛省や消防なども参加はしているようですが、そもそも雪の少ない山梨、静岡周辺の人たちが集まって、どの程度「安全登山の目安」が作れるかは疑問です。この手の内容だと、地元の関係機関というのが、錦の御旗にはならないのです。

 こういう場は、環境と調和した「利用」程度の調整は可能でしょうが、せいぜい正当性のある決め事はオーバーユースの調整くらいでしょう。人がろくにいない冬場のことを議論する場としてナンセンスでは。

 このガイドラインは25年7月に既に策定されており、いかにも夏山以外にはくるなと言いたげな記述となっています。お金を落とす夏山登山者以外は「適正利用」ではないということなのでしょうか。

 このガイドラインは強制力がないそうですから、法的な根拠もないのですよね。行政手続法では、法的根拠のない行政指導の中止を求めることができるはずですから、スキーヤーはこのガイドラインを拒否するマークなり何なりを作った方がよろしいのでは。

 世界遺産となることによって、万人の物であるべき自然を「利用」することを考える人たちにより、妙な規制が蔓延るのは悲しいことです。

 

 

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