「情報倫理 ネットの炎上予防と対策」を読みました!
共立出版という出版社から出版されている本です。書きぶりからすると、どうやら大学の教科書のようです。
インターネットの成り立ちから、社会心理学的な分析、インターネット上のサービス等の分析などを行っており、最後に具体的な炎上防止や事後対策について触れています。
インターネット上の危険についても、炎上以外のもの(セキュリティ上の問題や犯罪など)も取り上げており、学生に対するネット安全教育というべき内容に仕上がっています。
これだけ丁寧に作りこまれているのは、学生が何かしでかさないようにということでしょうか。
この本での立場は、実名発信については否定的でした。芸能人や政治家、自営業者など、自らを売り込む必要のある人以外は意味がなく、危険だとの判断です。
実名至上主義のような意見を言う人も時にはいますが、ある意味常識的な意見だと思います。
ネットの活用についてのまさに常識的な教科書となるような内容です。
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