「鞆の浦殺人事件」を読みました
「鞆の浦殺人事件」は、浅見光彦シリーズのひとつです。別に鞆の浦に行った記憶もありませんし、読んだ小説の感想をブログに書いたりしている訳ではないのですが、今回、取り上げたのは、この中に出てくる筆者と目される内田先生のセリフ。
「病院にいけば、どこも悪くないのに病気にされると・・・。」(中略)
「病院にとって患者はお客じゃないか。せっかくお客がきたのすげなく追い返すばかがいる?」
「検査をすれば、もう『おめでとうございます、立派なご病気です』と言われるに間違いないよ。人間生きている以上、誰だってどこかおかしいに決まっているからね。」
このシーンは、内田先生をコミカルに描いているシーンなのですが、実は似たような経験が最近あったからです。
バゼドー病の治療で、最近涙が良く出ると話したところ、念のため、眼科に見てもらいましょうとのこと。
早速行ってみたら、初回の検査に4000円。次はMRIを撮るので、10000円くらいいただきますとのこと。
うーん。藪医者とは、少しのことで藪をつついたように騒ぐ医者のことだそうだが。治療コストと症状を天秤にかけてはいけないのかもしれないけど。ちょっと疑問な今日この頃です。
ちなみにせっかく少し触れたので、本の紹介をします。
ホテルにカンヅメになっている内田先生。ホテルに囲碁サロンを見つけ、老人と囲碁を打ちます。近くの料亭で、ごちになり、別れたあと、自室に「鞆の浦に行きな・・・」という謎の電話が。
翌日、老人が行方不明だと刑事の聴取を受けた内田先生、あわてて浅見光彦に助けを求めます。そのときに出たセリフの一部が最初の引用したものです。
その後、行方不明なはずの老人は、別人で、行方不明にはなっておらず、一件落着するも、その後、新聞で会った老人とそっくりの老人が鞆の浦で死亡したとの新聞記事が。
さらに大企業の常務が死亡したとの報道により、ついに浅見光彦が現地に向かう。
というわけで、以前、一緒に事件を解決した野上刑事とともに事件解決に取り組みます。大企業の進出と地域社会の軋轢を背景にしています。
小説だと鞆の浦の状況の描写は、それほどありませんが、どのような世界でしょうか。
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