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2011年7月 1日 (金)

御宿かわせみの舞台 豊海橋に行きました

 「御宿かわせみ」は、平岩弓枝さんのベストセラーシリーズです。江戸時代末期に与力の次男坊 神林東吾と同心の娘でその後町人となり、旅館かわせみの主人となったるいを中心に話が進みます。

 そのかわせみがあったとされているのが、豊海橋のほとり大川端町とされています。

写真  写真は、現在の豊海橋。大川端町は、豊海橋から永代通り方面の新川1丁目付近でしょうか。

http://map.goo.ne.jp/history/map.php?st=100&kr=6

 第1話である「初春の客」(はるのきゃく)では、次のように書かれています。

 日暮方から悪友の集まりに顔を出して宴が果てたのが、もう夜更け。
 南町奉行所の吟味方与力をつとめている兄の屋敷は、とっくに門のしまっている時刻であった。
 屋敷を出る時から、心のどこかで、今夜は大川端町の、るいの許へ行くつもりがある。
 神林東吾は仲間と別れると、自然、酔った足をそちらにむけていた。
 豊海橋の袂から少しはずれて「御宿かわせみ」と小さな行燈が夜霧の中に浮かんでみえる。

 この橋は、別名 乙女橋と言ったそうです。現在の橋は、関東大震災後にかけられたもので、フィーレンディール橋という日本には数少ない構造だそうです。中央区では土木遺産として貴重とのことで、区民有形文化財に登録しています。

川の様子の写真  写真から少し見づらいですが、日本橋川に結構、船が留っていました。屋形船でしょうか。

 植木などが置いてあるような船もあり、川に密着した暮らしが今もあるのだなと感じさせます。

 「初春の客」は、第1話にしては、暗い雰囲気の話です。かわせみに泊まった男女連れが宿代がないと出奔する。男の方は南蛮語のようなものを話していた。東吾は黒人ではないかと推測する。

 シリーズのもう一人の重要な人物、神林東吾の親友 畝源三郎の話から、その晩、寮の女中と黒い犬が逃げたという話を聞かされる。その後生じる寮での殺人事件。老中、金座、銀座に関わる事件の構図が除々に明らかとなるが・・・。

碑の写真  この話のラストは品川の浜。暗い海でのシーンが印象的です。今ではそこも埋め立てが進んでしまっているでしょう。

 かわせみのあったとされる大川端町付近の一角には船員教育発祥の地の碑がありました。

 話が進むと東吾は船員となっていくのですが、そのストーリーにも思いをはせるロケーションでした。

この日の行程に関する記事
 御宿かわせみの舞台 豊海橋に行きました
 東京水辺ライン その1 江戸東京ぶらり旅に乗りました!
 東京水辺ラインその2 海から荒川に入りました
 東京水辺ラインその3 隅田川へ

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