買いだめ?
16日の記事ですが、下記のような記事がありました。
***パニック的買いだめ、燃料不足に拍車 供給減に追い打ち (asahi.com)
東日本大震災の影響で、東北地方ではガソリンや軽油、重油など燃料不足が深刻になる一方、首都圏では「買いだめ」が広がっている。燃料はなぜ不足しているのか。いつ回復するのか。 (中略)供給力の不足に追い打ちをかけたのが、首都圏の利用者の「買いだめ」だ。石油業界関係者によると、コスモ石油千葉製油所(千葉県市原市)の火災をテレビで見て、急いで給油しなければ、とガソリンスタンドに走った人もいるようだ。店頭の在庫は普段の量しかなかったから、次々と在庫切れになり、利用者の不安が高まった。
***(下線 引用者)
「買いだめ」とは、どこからが買いだめなんでしょう。ガソリンって給油タンク以上は普通は入らないですよね。
これに「パニック的買いだめ」と見出しをつける言葉の使用方法は、よくわかりません。
まさか、パニックをあおろうとか、デマを広げようという意図があるという訳ではないでしょうが。「買いだめが広がっている」とするなら、どういう行為が「買いだめ」で、それがどこで、誰が行っているのか(固有名詞はださなくても)伝えていないと、事実を報道したとは言いがたいです。
もちろんこの記事の中でも、製油所の操業停止など、供給不足の要因等を説明しており、そういった複合的な要因により生じているとの視点はありましたが。
一方、本日の東京新聞に石油連盟と全石連が「緊急のお願い」を出していました。
「急がない」「控えめに」という震災支援もあります。恐れ入りますが、不要不急の給油は極力お控えくださいますようお願いいたします。
いましばらくご不便をおかけします。
こちらは「買いだめ」という言葉を使っていません。おそらく給油する人の意識としては、ガス欠は困るから給油するとの行動でしょう。そのため、「買いだめ」と言われてもピンときません。安易なレッテル付けよりも、こういったメッセージのほうが伝わりやすいでしょう。
スーパーとかの品不足も「買いだめ」なのか「供給不足」なのか、よくわかりません。ただ、事実を報道することなく、安易に「買いだめ」とレッテル貼りするような論調に左右されないことは大切でしょう。もちろん震災支援のために、「急がない」「控えめに」行動することも大切なことです。
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