CM自粛
震災直後から、CMが流れず、ACジャパン(旧 公共広告機構)のものが流れていました。
CM自粛で検索してみたら、次のような記事がヒットしました。
*****(NIKKAN SPORTS.COM)
テレビ局などは東日本大震災後、AC JAPAN(旧公共広告機構)のCMを大量に放送している。地震直後はCMなしで放送するケースがほとんどだったが、レギュラー編成に戻しても民間企業スポンサーが放送を自粛するケースが多いため。AC JAPANは社団法人で、営利目的ではなく、マナーやモラル向上などCMによって世の中のためになればと71年設立。テレビ、ラジオ、新聞など各社がAC JAPAN側に会費を払い、AC JAPANが制作したCM素材の提供を受けている。メディアは今回のようにスポンサーが放送自粛した場合など放送枠を埋めるためなどに利用していた。 [2011年3月17日8時10分 紙面から]
*****
つまり、ACのCMが大量に供給されたのは、自然発生的なものだったとのこと。
またACジャパンも次のような通知をホームページに掲載しています。
*****(AC ジャパン)
(前略) 現在、民放テレビ・ラジオ各局において、震災の報道の合間にACジャパンのCMが多数放送されております。未曾有の大惨事となったこの度のことを受けて、多くの企業が自社CM素材の放送を自粛され、ACジャパンのCMが代わりに放送されることになりました。これらのCMはかならずしも非常時に対応できるようには作られておりません。そのため、視聴者の皆様に大変ご不快な思いをおかけしましたことを、心より深くお詫び申し上げます。CMの最後に ♪エーシー という音声(サウンド・ロゴ)が流れておりますが、すでに音声削除作業を始めており、多少なりとも耳障りさは軽減されるかと存じます。 また、ACジャパンでは、「東北地方太平洋沖地震」で被災された方々を応援する臨時キャンペーンCMを企画・制作中でございます。被災地の方々におかれましては、一日も早い復旧がなされますことをお祈りいたしますとともに、ACジャパンでは広告活動を通じて支援活動を続けていく所存でございます。
****(太字、下線は、引用者)
確かに、あの「エーシー」というのは、うるさいなあと思いました。耳に残るんですよね。
多分、そういった苦情が入って、こういった形になっているのでしょう。こんな形で前面に出るとは思わなかったでしょうから、仕方がないと思いますが。
ちょっと気になるのは、ここまで自粛する必要があるのかということ。災害時においても、特に生活必需品などの企業活動(製造、販売ともです。)の事業継続は重要な社会の構成要素のはず。
それとCMの提供を同一に並べることは無理があるでしょうし、災害の状況を踏まえたものを出したいという思いもあるのでしょうが、ここまで引っ込むと奇異な感じもします。
またCM自粛に関して自粛する側のメッセージが特段伝わっていないのも気になります。
いくつかの企業ホームページを見てみましたが、明確に打ち出しているところはありませんでした。引っ込む場合も、ある程度、説明すべきじゃないかなと思うのですが、どう思いますか。
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