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2010年10月 4日 (月)

SOC

 先日の、「未熟型うつ病」で紹介した普遍的ストレス対処能力について、触れてみたいと思います。

 SOCとは、Sense of Coherenceの略です。首尾一貫感覚としたほうが良いのかもしれません。

 この概念は、アメリカの医療社会学者アントノフスキーが、ナチスの強制収容所からの生還者の中で精神の健康を保った人たちに調査を実施し、提唱した概念とのことです。

 それらの人たちには、「有意味感」「全体把握感」「経験的処理可能感」が3つの感覚がバランス良く備わっているとのことです。

 有意味感とは、どんなにつらいことに対しても、何らかの意味を見出せる感覚です。嫌なことに対して、別の側面や機会で、良いことがあるかもと思えるかということでしょうか。

 全体把握感は、別の文献では把握可能感とされていました。これは直面した出来事を説明不可能などうしようもない出来事としてではなく、秩序だった明確な情報として受け止める感覚だそうです。事態に対する分析を行うことができるということだと思いますが、一方で、「わからない」事態に対し、わかっていることを整理しながら、事態の把握を行う強さなども必要になるような気がします。

 処理可能感は、つらいことに対しても「やればできる」と思える感覚のことだそうです。経験によりその自信が備わっていることが大事とのことですね。

 「未熟型」に対する対応は、これらの能力を「育てる」対応が重要だとのこと。なるほどと感じつつも、よくよく考えるとこれらって古典的な若手対応につながるのではという気もします。それについては、後日、ふれていきたいと思います。

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