沢登りと登山
日本テレビの記者が、ヘリコプター墜落現場に山岳ガイドに止められたにもかかわらず、沢に入り遭難しました。
カメラマンの方は大学では山岳部に在籍し、山岳取材の経験も豊富な方だったそうです。
遭難者のお二人のご冥福をお祈りいたします。
判断の適否の論評は、ニュースレベルでの情報は難しいので、ここでは取り上げません。
ここで取り上げたいのは、一般的に「登山」と呼ばれる経験の中身のことです。
「登山」と呼ばれるカテゴリは、山の中に一定以上入る程度の定義であり、中身は千差万別です。特に夏山縦走やトレッキング的な「山旅」といわゆるものと、ヴァリエーションルートと呼ばれる装備を備えてルートを踏破するものとは、経験の中身がケタ違いだといえます。夏山縦走や山旅では、基本的に道が整備されているところを進むものです。
それに対してヴァリエーションルートは、基本的に自然の地形を読み、ルートを進んでいきます。自然の状況から想定されるリスクに対して、装備や対応する技術を習得し、それに備えていきます。
縦走等にそういった要素がないとはいいませんが、ヴァリエーションルートに必要な判断力や経験は、夏山縦走やトレッキングを何十年続けても習得することはできません。
そして沢のぼりはヴァリエーションルートなのです。
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