マスコミ病理 高齢者所在不明騒動
高齢者所在不明が高らかに(?)マスコミで報道されています。
この「高齢者所在不明」というのは、あちこちの自治体で発表されているのですが、定まった定義等があるのでしょうか。
新聞によっては、「当社では」との断り書きつきで、定義を記述していました。
これは逆にいうと、社によって定義が違うとのこともありうるわけです。つまり、マスコミが騒いでいる報道対象は、マスコミがそれぞれ勝手に着眼した内容となっているとのことです。
自治体側も、マスコミの圧力があることから、まちまちの定義で、発表しているということはないでしょうか。(定義というより、一件ごとの事例ごとに性質の違う内容が含まれ、それがひとくくりに報道されてしまうという現象が起こるということが想定されます。)
これは、報道の着眼点が、年金の不正受給にあるのか、住民基本台帳の信頼性にあるのか、家族関係にあるのか、個人情報保護と地域コミュニティ機能との関係にあるのかなど、複数の問題を錯綜させる結果になっています。
論点が明らかでないまま、垂れ流し的に流される報道により、社会の空気や行政の対応等が、妙な方向に流れていかないことを祈るばかりです。
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