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2010年7月11日 (日)

相撲騒動と付和雷同

 名古屋場所は、NHKは、相撲中継しないそうですね。

 今回の相撲協会への批判等は、何を言っているのか意味不明な面が多く、また問題の捉え方もヘンなところがたくさんあるような気がします。この記事では、相撲騒動に関して、「外野」で生じている反応について考えていきたいと思います。

 まず、相撲協会等を批判するマスコミ論調等ですが、そもそも何が問題なのかが、明確になっていません。

 日本相撲協会のトップページでは、「反社会的勢力との断絶をめざす日本相撲協会の活動」とリンクが掲載されています。

 ということは、暴力団等との関係があった(?)ことが問題であり、本来、処分や対応は、それに資することが必要ということになると思います。

 もっとも、これは、相撲協会の認識であり、問題は別のところにあるのだという考え方もありうるでしょう。

 よくあるのが、「閉鎖的体質」という批判です。だた、これは批判の体をなしていません。閉鎖的体質とは何かという定義、もしくは説明がなければ、単なる悪口に過ぎないのです。大概の場合、例えば理事を外部から受け入れないだとか、ひとつ位は、その論拠らしきものはつけています。しかし、その行動がどのような意義があって、どのような手法を用いるべきという内容がない限り、まともな意見とはいえるレベルではありません。「国技」を錦の御旗にしている、批判等も同等の情緒性の高い、非論理的な「批判」が多いので、とりあえず、社会的に価値があり、かつ必要なのは、「暴力団等との関係途絶」として文を進めます。

 その場合、多くの「批判」が求めた、「NHKの放映中止」や「琴光喜関の解雇」等と「暴力団との関係途絶」との直接的な効果というのが疑わしいところがあります。

 ようはNHKで放映中止すれば、暴力団との関係を途絶できるのかといった、対応の論理性が極めて薄いといったところに特徴があるのです。

 さて、今回のテーマは、「外野」の反応であり、タイトルも「相撲騒動と付和雷同」としています。つまり、論理性の低い対応を求める「批判」が多いということに、社会の反応としてひとつの特徴が見られるだろうと考えたわけです。

 例えばNHKが放映中止を決めた際に、6割以上の放映中止を求める意見が寄せられたと発表しています。

http://www.nhk.or.jp/pr/keiei/otherpress/100706.html

 その母数がどのくらいの量だったのか、手続き的に6割というのが適切だったのか(例えばアンケートや世論調査など意見聴取として行ったものなのかなど)、この発表に対する疑問はいくつかはありますが、NHKに対し有形、無形の圧力がかかったという現象が生じたとはいえるでしょう。

 この現象は、ひとつ叩くべき対象が現れると、付和雷同的に叩きにかかるという行動が頻発しやすくなるということが言えるのではないでしょうか。問題点と求める対応策との関連性が低いのも、叩くことありきだからという説明が成り立ちます。

 問題なのは、NHKに寄せられた圧力です。この問題では、賭博等に関してはNHKは直接の当事者ではありません。しかしその直接の当事者でない関係者に対しても、付和雷同行動と同調行動を取るよう、有形無形の力が働くといったことなのでしょう。

 この事例に関しては、不祥事リスクに対するクライシスコミュニケーション事例のひとつといった捉え方も可能だと思われます。

 日本社会には、付和雷同行動のような要素が確実にあり、それに対する対処というのを考える必要があるということを、今回の事例は示していると思います。

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