« 脱臼リハビリ日記その15 すこし進展 | トップページ | ケーブルテレビ乗り換え日記その1 »

2010年6月 9日 (水)

NHK845 自殺報道とNHK新放送ガイドライン

 今日テレビを見ていたら、NHK845で、自殺報道がトップニュースで報道されたような気がしたので、変だなと思い調べてみました。

 先日、記載した自殺報道ガイドラインでも紹介したWHOのガイドラインでは、「自殺の報道を目立つところに掲載したり、過剰に、そして繰り返し報道しない」というのがあり、「番組のトップではなく、番組の流れにおける最初の区切りか、2つ目の区切りの後に報道すべきである。」と記載されています。

 これは地方版だからという考えかもしれませんが、ガイドラインに抵触するような気が・・・。

 また、ガイドラインでは、「(自殺を)問題解決法の一つであるかのように扱わない」「自殺既遂や未遂の生じた場所について、詳しい情報を伝えない」というのがあります。

 遺書の内容を報道していましたが、それによって、上記の一つ目に抵触し、かつ場所も報道していました。

 ちなみに、ガイドライン上、「写真や映像を用いることにはかなりの慎重を期する」という項目の中では、 「遺書も掲載するべきではない。」との表現があります。

 また、ガイドラインの最初の項目に「努めて、社会に向けて自殺に関する啓発・教育を行う」というのがあり、「ひとりの人が自殺する際にはたいてい複数の要因があり、それは複雑である。だから自殺を単純化して報道してはいけない。」との表現があります。遺書の表現をそのまま紹介する報道はどうなのだろうと思います。

 さて、天下のNHK、過去に自殺の特集等も(もちろん担当は違うのでしょうが)番組で行っているはず。それでは独自にガイドライン的なものを持ち、WHOとは考えが違うというところを示しているかなと思って調べてみました。

 NHKは2008年に新放送ガイドラインという、ガイドラインを作っています。

 WHOのガイドラインが出された年と同じ年ですね。

 もっともWHOのガイドラインは、その前のバージョンがありますので、反映は可能だったはずですが。

 NHKの新放送ガイドラインで、自殺について言及しているのは、資料編の「NHK国内番組基準」の第9項 風俗の中で、「人命を軽視したり、自殺を賛美したりしない。」というのがあるだけのようです。

 残念ながら、報道により第三者もしくは当事者の関係者に危害を与えないという観点は、ガイドラインの中には、持っていないようですね。取材の安全の項目で、「出演者や取材協力者、および取材・制作担当者の安全の確保に十分に配慮する。」との項目はありましたが。

 特番等を作ったりする機会があれば、自組織のガイドライン等に反映されていれば多少対応が違ったのでしょうが、残念なことです。

|

« 脱臼リハビリ日記その15 すこし進展 | トップページ | ケーブルテレビ乗り換え日記その1 »

「ニュース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/189656/48586285

この記事へのトラックバック一覧です: NHK845 自殺報道とNHK新放送ガイドライン:

« 脱臼リハビリ日記その15 すこし進展 | トップページ | ケーブルテレビ乗り換え日記その1 »