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2006年10月 6日 (金)

「あたたかいお金」エコマネー

 どこかのサイトに書いてあったのか、「地域通貨入門」で書いてあったのかは忘れましたが、「地域通貨」は市民活動系で、「エコマネー」は行政系との意見を見たことがあります。

 この本は、「エコマネー」の提唱者 加藤敏春さんの編著となっており、エコマネーのことがQ&A方式で読み進める構成となっています。

 私は、Q&Aで読むという形式は苦手なので、この前に書かれたという「エコマネーの世界が始まる」の方が良かったのかもしれません。

 地域通貨では、補完通貨としての役割が強調され、現行の通貨システムへの批判・アンチテーゼ色が強いのに対し、この本では、エコマネーを「お金で表せない”善意”の価値を交換する」ものとし、通貨システムの直接的な批判とはなっていません。

 その意味で行政系にはなじみやすいのかもしれません。

 今回、印象に残った点は、エコマネーの取引において、市場経済で価値の付く可能性のあるものは、対象からはずすよう努力していることです。

 おそらく「お金で表せない」ということを定義的に扱う以上、そういった努力が必要になるのかと思われます。

 その点では、「地域通貨入門」において記述のあった陰陽の考え方に通じるものがあるのでしょうか。

 しかし「地域通貨入門」の際にも指摘しましたが、ボランティアや善意を二元論的に通常の取引と切り分けるのは、どうもしっくりきません。

 グレーゾーンがいくらでもあるような気がするのです。

 それを人為的に線を引いたとしてもどこか納得がいかないといった部分が残るのではないでしょうか。

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